逗子海水浴場が今月29日に海開きを迎える。「日本一安全なビーチ」を目指し、砂浜での飲酒や音楽の禁止などを盛り込んだ条例が施行されて5年目。今夏は海上遊具施設が2年ぶりに復活するなど、家族で楽しめる環境を整えた。関係者は「誰もが楽しく過ごせるビーチになれば」と話している。
今年の海水浴場開設期間は6月29日(金)から9月2日(日)の66日間。29日午前9時30分から、逗子海岸営業協同組合が主催する神事が行われ、10時から海開き式が開かれる。
これまで同様、砂浜での飲酒やバーベキュー、スピーカーなど拡声器の使用、入れ墨の露出、指定の場所以外での喫煙は禁止となる。市は「引き続き、今年も日本一安全なビーチを目指す」としている。
今年は市の財政難により、警備費などに充てられていた約500万円の補助金がカットされたものの、逗子海岸営業協同組合が費用を負担し、例年通りの開設期間となった。
また、同組合は今夏、独自に街中パトロールを実施する。海の家各店の閉店後に海水浴場の近隣住宅や周辺環境をチェックし、来場者に積極的に声掛けをするほか、ポイ捨てごみの回収なども行うという。
人気施設再び
2015年、16年と開設され好評だった海上遊具施設が、1年のブランクを経て逗子海岸東浜沖に戻ってくる。
今年は「逗子海岸ウォーターパーク」と名付け、新たな遊具をこれまでより浜に近く設置するという。バナナボートでの送迎はない。
開設期間は海水浴場と同じく6月29日から9月2日までの66日間。受付が午前9時から、利用時間は9時30分から午後5時まで。1回につき40分間遊べる総入れ替え制。
料金は高校生(16歳以上)が1200円、小・中学生(6歳以上)が800円。未就学児は利用不可で、10歳未満は要保護者同伴。
また、市内在住または市内在学の小・中学生には、学校などを通してチケットが1枚プレゼントされるという。関係者は「地元の海で思いっきり遊んでほしい」と呼びかけている。
問い合わせは市観光協会【電話】046・873・1111(内線286)へ。
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