県立逗子高校陸上部の陰山彩大さん(3年)と栗本真実さん(3年)の2人が、8月2日から三重県で行われる全国高校総体(インターハイ)に初出場する。高校生活最後の夏に掴んだ夢の舞台への切符。大会に向け調整を続ける2人に意気込みを聞いた。
「目指すは優勝」
陰山さんは6月16日、群馬県で行われた関東大会決勝で、男子400m障害に出場し、51秒96で優勝。文句なしの結果でインターハイへの出場を決めた。
5月に行われた県予選で51秒46という大会新をマークし、トップ通過していた陰山さん。しかしその後、連日の雨でグラウンドを使った練習がなかなかできず、調整に不安もあったという。それでも、持ち前の精神力でいつも通りの実力を発揮。公言していた51秒台をたたき出した。
インターハイに向けて調整を進めるなか、課題となるのはレース後半の伸びだという。「これまでの大会で前半200mはうまくスピードに乗れている。あとはいかに残り200mを落とさずに走り切れるか。体力面も含めて最後の練習をしていきたい」と語る。
「逗子高陸上部に入った時から、インターハイで50秒台を出して優勝することを目標にずっと練習してきた」。男子400m障害は8月3日(金)に予選、4日(土)に準決勝、決勝と行われる。これまで培ってきたもの全てをレースにぶつけるつもりだ。
「実力出し切る」
栗本さんは6月15日に群馬県で行われた関東大会決勝で5000m競歩に出場し、24分44秒83のタイムで4位につけ、6位までに与えられるインターハイへの出場権を獲得した。
1Km5分という一般人が走るのと同等かそれ以上のスピードで「歩く」この競技。気を付けなければいけないのがそのフォームだ。
全国でもトップレベルの実力を持ち、これまで様々な大会で好成績を収めてきた栗本さん。しかし4月に出場した全日本大会で優勝目前にまさかの失格。フォームが崩れ、足が浮いたとジャッジが下った。
この時の教訓を生かし、練習ではストロークの練習を徹底。また、「目標はあくまでインターハイ」と割り切り、5月の県大会での結果にはこだわらず、堅実なレース展開を選択。関東大会でも先頭集団から離れることない安定したタイムできっちり結果を出した。
「目標としていたインターハイ出場が叶って嬉しい」。ただがむしゃらに掴んだのではない。冷静な分析と判断、それを実行する精神的な強さを持っている。あとは悔いなく高校最後のレースを締めくくれるよう、全力を尽くすだけだ。
女子5000m競歩は8月3日に予選、4日に決勝が行われる。「決勝の目標は22分台で表彰台に上がること。最後のレースで過去最高のパフォーマンスをしたい」と笑顔で語った。
![]() 陰山彩大さん
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![]() 栗本真実さん
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