葉山町は先月24日、群馬県草津町との姉妹都市締結50周年を記念した宣誓書調印式を開催した。ドイツ人医師ベルツ博士が取り持つ縁で交流を深めてきた両町。次の50年に向けてさらなる親善を誓った。
調印式は町福祉文化会館ホールで開催され、葉山町からは山梨崇仁町長や体育協会関係者、町民ら120人が参加。草津町からは黒岩信忠町長や町民ら50人が参加した。
山梨町長は、町長室に当時の締結書が飾ってあることを紹介し、「葉山町にとって官民問わず50年に渡って交流を続けている自治体はほかにない。ベルツ博士に感謝するとともに、次の50年に向けてより良い関係を築いていきたい」と話した。
黒岩町長は「葉山町と交流を持ち続けることができているのは誇り。今年1月に元白根山が噴火した際も山梨町長らがすぐに来てくれて心強かった」と語った。しかしその後、白根山の噴火警戒が「レベル2」に引き上げられ、志賀草津道路も冬季閉鎖解除からわずか2日で一部が通行止めとなっている現状を紹介。観光客が2割減少しており、「草津温泉は火山から離れていて、通常通り営業している。ぜひ多くの人に足を運んでいただきたい」と話していた。
両町はドイツ人医師ベルツ博士が明治時代にそれぞれ保養地、温泉地として世界に紹介し、広く知られるようになった。こうした歴史を踏まえ1969年、姉妹都市に。町の体育協会が中心となって冬は草津でスキー教室、夏は葉山で水泳教室を行っているほか、それぞれの町の文化祭で作品を展示するなど、幅広い分野で交流を続けている。
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