神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2018年10月5日 エリアトップへ

町職員小曽根さん アジアパラ大会へ出場 国際大会で初のメダル目指す

スポーツ

公開:2018年10月5日

  • LINE
  • hatena
同僚から花束のプレゼントも
同僚から花束のプレゼントも

 葉山町会計課職員の小曽根亮さん(横浜市在住・35歳)がインドネシアで開催される「2018アジアパラ競技大会」に出場する。先月28日には町役場で壮行会が行われ、山梨崇仁町長や職員がエールを送った。小曽根さんは「東京パラ五輪に向けて弾みとなるような結果を残したい」と意気込んでいる。

 小曽根さんは10月6日(土)から13日(土)まで、インドネシアの首都・ジャカルタで開催されるアジアパラ競技大会で、円盤投げ、やり投げ、砲丸投げの3種目に出場する。

 先月28日、町役場1階ロビーで開催された壮行会では山梨町長が司会を務め、小曽根さんの経歴やパラ競技についての紹介が行われた。

 小曽根さんはスライドを使いながら過去の国際大会の盛り上がりや障害の度合いによってクラス分けし、対等な勝負を行う仕組みなどを説明。出場する投てき種目では、飛距離に障害の度合いを加味した点数で順位が決まることなどを紹介し、職員たちは興味深そうに聞いていた。

 小曽根さんは2006年、22歳の時に医療事故で脊髄を損傷し、両下肢体幹機能障害に。胸から下が動かせず車椅子生活となった。リハビリに励むなか、同じ施設に通う人たちに刺激を受けてパラスポーツを開始。円盤投げは練習を始めたその年に国際大会に出場するなどすぐに頭角を現した。これまで2010年にアジアパラ大会、13年にはフランスで開催された世界選手権に出場した経験を持つ。今大会で出場する3種目の日本記録を持ち、日本トップクラスの選手として活躍している。

東京見据える

 これまでの職場ではフルタイムで働いていたが、練習により打ち込める環境を求め、今年の4月から葉山町で非常勤職員として週4日、働いている。休みの日は障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で練習を積んでいるという。

 山梨町長は「町として小曽根さんの活躍をきっかけにパラスポーツの普及に努めたい。悔いのないよう全力を尽くしてほしい」とエールを送り、小曽根さんは「このような機会を作ってもらい嬉しい。これまで国際大会ではメダルを取ったことがないので、今回こそ目指す。2年後の東京パラリンピックへ弾みとなるような結果を残したい」と意気込みを語った。

パラスポーツについて説明する小曽根さん
パラスポーツについて説明する小曽根さん

逗子・葉山版のトップニュース最新6

外出の楽しみを応援

ALS患者支援団体

外出の楽しみを応援

「ゆめバス」実現にむけCF

11月15日

十一面観音像が市重文に

神武寺

十一面観音像が市重文に

11月18日〜24日、特別公開

11月15日

式典で100周年祝う

葉山町

式典で100周年祝う

山梨町長、次世代に向け決意

11月1日

早稲田氏、盤石の3選

衆院選神奈川4区

早稲田氏、盤石の3選

前職・山本氏は落選

11月1日

「1票の格差」県内で1.5倍に

本紙が試算

「1票の格差」県内で1.5倍に

10月27日投開票衆院選

10月18日

民間活力活用で再生を

蘆花記念公園

民間活力活用で再生を

逗子市が青写真提示

10月18日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月1日0:00更新

  • 10月18日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook