意見広告 「このままではいけない」 未来ある逗子へ ピンチをチャンスに
逗子市の未来について危機感を覚えているのは私だけでしょうか?
全国的な知名度を誇るこの街にも人口減少の波は容赦なく押し寄せています。国の試算では2020年に5万5734人のところ30年には5万1349人に。その後も減少傾向は続き、生産年齢人口も25年には3万人を切ります。つい先日には、逗子高校と逗葉高校が統合するという発表もありました。
海や山があり、こじんまりとした雰囲気が魅力な反面、工場や大企業がないこの街にとって、人口減少は税収に直結する大きな課題なのです。
また危機は起きる?
そんななか発生した財政危機。市は国からの交付金が急に減ったことを主な理由に挙げていますが、本当にそれだけでしょうか。会社を経営している経験から申し上げると、事業がうまくいかない時には、会計上に「シグナル」があります。それは必ずしも一つではなく、いくつかの要因が複合的に作用して起きていることもあります。これを読み解くのが経営者の仕事なのです。
今回の財政危機の前にも必ず「シグナル」があったはずですが、それは見落とされました。急いで貯金を増やして「危機は脱した」と言ったところで、またいつ同じ危機が来るかわかりません。
求められる感覚
私は1992年に(株)キリガヤの代表取締役に就任して以来、時代のニーズに合わせて材木店から住宅建設業等へと業態の転換を図りました。柔軟な発想力と行動力がいかに大事かを痛感しています。今、逗子市に求められているのは健全な経営をする能力です。「ピンチをチャンスに」。逗子市に対する皆さんのご意見を聞かせてください。
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