有料名越トンネル【4】 ちょっと昔の逗子〈第14回〉 県の許可と資金の目安 野村昇司
児童文学作家・野村昇司さんにご協力いただき、かつての街や人々の生活を史実に基づき蘇らせます。『有料名越トンネル』シリーズは街のため、一大プロジェクトに取り組んだ明治の男たちの物語です。
鎌倉からの同意と資金の協力を得、三浦半島郡役場からも多額の寄付を貰うことができました。神奈川県からもトンネル掘削の許可が出ました。トンネル掘削に対して郡内の有力者十九人が発起人となり、発起人たちは幾たびも会合を開き芦名で開かれた工事開始前の会合で『工事に不足が出るようなことは発起人の恥でもあるのでそのような状況にならぬようにしましょう』と固い覚悟でトンネル掘削の決議をしました。
掘削工事計画
名越の山は三つの小高い尾根が並び、それぞれが小坪の海へと向かって、その裾を伸ばしていました。
トンネル掘削の工事は鎌倉よりの尾根と、逗子寄りの尾根から始まりました。真ん中の尾根の裾を迂回する新道を普請して、両方のトンネルをつなぐという計画でした。さらに迂回した新道の底に当たる地点から小坪漁港へと向かう道も敷設される計画でした。
工事の実情
鎌倉よりのトンネルを名越隧道、逗子寄りのトンネルを小坪隧道。明治十六年五月(1883年)。総工費二千円。名越墜道から工事は開始されました。
山肌を削り、樹林はなぎ倒し、瞬く間にぽっかりと山肌に大口を開けると土工たちの格闘が始まりました。
(続)
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