2年間にわたり空席だった副町長のポストに、県会計管理者兼会計局長の小野淳氏(60)が4月1日付けで就任することになった。山梨崇仁町長は「行政や総務、財政での経験を生かしていただきたい」と話した。
町は今月13日の町議会第1回定例会本会議で人事案を提案し、全会一致で同意された。
山梨町長は給食センター建設や公共施設再整備など今後控えている大型事業を念頭に、「小野氏は県庁で総務や財政、経理に携わってきた。そうした経験を庁内の内部統率、国や県とのコミュニケーション活性化に力を発揮していただきたい」と話した。
小野氏は東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部を卒業後、1982年に神奈川県庁へ入庁。会計局会計課長、政策局総務室長、県民局副局長や東京事務所長などを歴任し、2017年4月から現職を務めている。藤沢市在住。
任期は4月1日から2024年3月までの4年間となる。山梨町政における副町長ポストを巡っては、12年に県内で初となる全国公募を実施。公共政策や行政経験に実績のある人物が就任したが、わずか8カ月で「政策に対する意見の相違」などを理由に辞任した。その後、14年に庁内から部長職経験者を選出。2018年3月に任期満了で退任して以来、空席が続いていた。
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