第63代逗子市議会議長を務める 丸山 治章さん 逗子市在住 55歳
「活発な議論 後押ししたい」
○…初めての議長就任となった。当選3回でこれまで教育民生常任委や基地対策特別委などで委員長を歴任してきた。新型コロナウイルス感染拡大により逗子市を取り巻く環境は厳しさを増すなか、かじ取り役の重責を担う。「何もなくてよかったねと言えるよう、行政や議会は最後まで心配する存在であるべき。そのためにも、議会内での議論を活発化させたい」と意気込みを語る。
○…藤沢で生まれ育った。子どもの頃は、興味があることにのめり込むタイプ。「集中すると他のことが目に入らなくなってしまって。よく先生に怒られてました」と笑いながら振り返る。その後、理科の面白さに目覚め、大学では航空宇宙学科へ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身となる組織で人工衛星の研究に携わった。充実した日々を過ごしていたが、卒業を機にもう一つの夢だった「教える人」への道を選択。「試験前になると同級生に教えていたのが原体験。誰かを支え、共に進むことがやりがいでした」
○…妻との出会いをきっかけに、逗子の小坪へ。そこで塾の運営を始めた。モットーは「寄り添い、励ます」。自信をつければ、どんどん伸びる子どもたちの姿をこれまで何度も見てきた。政治の世界を意識したのもこの頃。PTA会長を務めると、通学路にある危険な崖や防犯対策など、住民だけでは解決できない問題が見えるようになった。「私にできることがあれば、という一心でした」
○…家庭では2人の娘の父。自分の子どもたちや、その次の世代にとっても住みやすく、魅力ある街であるために、やるべきことは見えている。「市民の皆様とともに、一つずつ、取り組みを前進させていきたい」と襟を正した。
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