葉山出身・在住で、日本人トップファイターとして海外の団体でも活躍した総合格闘家の水垣偉弥さん＝写真＝が先月、現役引退を表明した。今後は「ユーチューブで格闘技の面白さや、地元葉山への魅力を発信したい」と意気込んでいる。
葉山町で生まれ育った水垣さん。子どもの頃は、剣道に打ち込むかたわら、当時テレビで放映されていた格闘技に熱中した。ジムに入ったのは高校３年生の時。大学３年時にはプロデビューを果たし、大学院に進学してからも練習と試合を重ねた。当時、実力を兼ねそなえた異色の選手として活躍し、24歳で単身渡米。世界最高峰の格闘技団体、ＵＦＣに参戦した。初戦でトップランカーと接戦を繰り広げて注目を集めると、日本人初の５連勝を達成。バンダム級ランキング最高５位にまで上り詰めた。
その後、いくつかの団体を渡り歩き、昨年８月、国内団体の「ＲＩＺＩＮ」で敗れ、この試合が現役最後となった。
水垣さんは同団体のツイッター上で、「目標としていた選手との対戦が遠のいてしまった。これからは１人のファンとして総合格闘技を楽しんでいきたい」と話した。
動画を配信
今月７日にはユーチューブチャンネル「水垣偉弥ｗｉｔｈハヤマクルーズ」を開設した。葉山町出身の３人の友人とともに、企画や撮影を行っており、元トップ選手のならではの経験と知見を生かして格闘技の面白さや試合解説、ダイエットにも活用できるトレーニング方法などを幅広く紹介していく予定という。
また、様々な個人や団体とコラボしていく予定。持ち前の発信力を生かし、お店の紹介やビーチクリーンなどを通じて、生まれ育った葉山の魅力を発信する。
水垣さんは「多くの方に見ていただけたら」と話している。ユーチューブのチャンネルは「水垣偉弥ｗｉｔｈハヤマクルーズ」で検索を。
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