逗子市観光協会などが主催する逗子海岸保全活用事業「ワッショイ!逗子海岸」の一環で今月1日、「みんなで探してみよう!海のマイクロプラスチック-東京大学の先生と一緒にやる実験体験」が開催された。
プラスチックの海洋汚染に世界的な関心が高まるなか、市民に環境への意識を高めてもらうのと同時に、東京大学生産技術研究所のOMNI(オーシャン・モニタリング・ネットワーク・イニシアチブ)のプロジェクトの一環として、マイクロプラスチックや海水温など、海洋情報を集める手法を確立する目的で行われた。
当日は市民や海岸事業者、逗子マリン連盟ら関係者約30人が参加。同連盟が毎月第1日曜日に開催しているビーチクリーンに参加した後、潮位にあわせて浜に囲いを4カ所作り、深さ4cmまでの砂をふるいにかけてプラスチックを集めた。
その後、新宿会館で同研究所メンバーがマイクロプラスチックにまつわる現状のほか、人体や地球環境に与える影響に関する最新の研究事例を紹介した。
エクスペリエンスデザイナーとしてプロジェクトに参画している左右田智美さんは、世界中で研究が進んでいるなか、その基礎となるデータを集めるのに膨大なお金と労力がかかっている状況に触れ、「皆さんにやってもらったような方法を全国で定期的に行えば、安価に広範囲でデータを集めることができる」と意義を強調。「一般の方を交えた初めての企画で、課題や改善点がたくさん見えた。”誰でも簡単にできる手法”を目指してブラッシュアップしていきたい」と語った。
研究者の木下晴之さんは「実験や観測をやろうと思っても、その場所を探すのがとても大変。逗子海岸で皆さんの協力をいただきながら実施できるのはとてもありがたい」と話していた。当日採取したサンプルは解析され、結果を共有していくという。
親子で参加した市内在住10歳の女の子は「普段歩いたら、埋もれて気づかないプラスチックのことを知ることができた」と語り、企画に携わった逗子マリン連盟の小林太樹さんは「プラごみのデータを収集する方法が逗子から広まったら。地域の方たち参加していただきながら、今後も協力していきたい」と今後の活動に期待を込めた。
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