(PR)
神歯大附属病院 まだ早い? もう遅い? 子どもの矯正歯科の開始時期
子どもの歯並びの悪さを気にする親は少なくない。解消の手段として「矯正歯科治療」があるが、「萌え替わっていない時期から始めて大丈夫か」「痛い思いをさせるのは可哀そう」などの悩ましさもある。必要性と開始時期について、神奈川歯科大学附属病院 矯正歯科の山口徹太郎教授=写真=に聞いた。
矯正歯科治療を行う時期は4歳から小学生までの「1期」と中学生から高校生以降の「2期」がある。前者は乳歯と永久歯の両方が混在している状態。萌え始めた永久歯を正しい位置に誘導し、顎の成長を正しく促すことで将来の理想的な歯並びの土台をつくる。後者は成長期を終え、骨やあごの発達が落ち着いた段階で上下の嚙み合わせや歯の凹凸を整える。
山口教授によれば、成長過程にある内は、歯を動かすだけでなく、あごに対しても効果が期待できるという。
その一方で、口の中に装置を取り付けることで、歯みがきの難しさや針金による不快感、見た目の悪さを気にする声もある。これには「痛みが少なく、取り外し可能な装置も選択できる」と回答。口腔の発達状態は個人差が大きいため、初診相談を受けることを勧めており、矯正の必要の有無や開始時期を助言するという。
|
|
|
|
|
|