12月に予定されている逗子市長選挙に、元職で元衆議院議員の長島一由氏(55)が無所属での立候補を表明した。同選挙への出馬表明は長島氏が初めて。これに先立ち、3月の市議選にも立候補する意向を明らかにした。
「再び自治体経営日本一に」
本紙の取材に対し、長島氏は”ダブル出馬”の理由について「市長就任日の12月25日に翌年度の予算の内示を決裁する必要がある。これでは政策を反映しにくいため、市議としてあらかじめ担当に政策提案したい」と説明。また、市議を自動失職して市長に就任することで、「補欠選がない限り3年間、1議減となり、それだけで3千万の経費削減ができる」。また、「公約で掲げれば、法的には市長就任後に専決処分で1議席削減できることを総務省に確認している」と話した。
そのほかに、市長在任時代の「正規職員半減化構想」を再開させ、正規職員を減らす代わりに非常勤を増やすという。行政サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)で効率化や透明化を進め、「もう一度、自治体経営日本一にしたい」としている。また、小学校給食無償化や国民健康保険料の引き下げなどを公約に掲げる。
長島氏は川崎市出身。民放記者やディレクターを経て、1997年に鎌倉市議となり、98年から3期にわたり逗子市長を務めた。2009年の衆院選に神奈川4区から出馬し、初当選。1期を務めた。現在は映像制作会社を経営する。
前回選挙では、現職の1万326票に対し、新人の桐ケ谷覚氏が1万3237票で初当選した。1期目の桐ケ谷市長は12月24日に任期満了を迎える。 (2月15日起稿)
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