葉山町の老舗企業がコラボし、野外で炊くのにぴったりな「TSUBAKI RICE FOR CAMP」が誕生した。下山口にある創業70年の総合建築業・株式会社ヌマタが、展開するアウトドアブランド「SWAMPS」(スワンプス)の第1弾商品として開発した。同社はオリジナルグッズの販売や職人によるワークショップを通じて、子ども達に建築業の魅力を伝えようと取り組んでいる。
今回は代表の沼田宏之さんが、1926年創業の葉山つばき米店(木古庭)の4代目店主、椿和憲さんに声がけ。「葉山らしい商品を作りたいと考えた時、旧知の先輩である椿さんにお願いしたいと思った」と話す。
椿さんは一般財団法人日本米穀商連合会が主宰する認定制度「お米マイスター」のなかでも最高ランクの五ツ星を持つ。主に実技と口頭試験でブレンド技術などを審査するもので、全国でも約400人しかいない「お米の専門家」だ。品種や精米方法、ブレンドによって味や香り・食感もさまざま。「薪や炭でも美味しく炊けるよう国産品種をブレンドし、カレーやおかずと合うような食味を目指した」という。
無洗米で1パックに1合入っており、携帯性や保存性を高めて昨今ブームの「ソロキャンプ」にも対応した。「メスティンで炊く場合、1時間水に漬けて強火で3分、弱火で5分の後、10分蒸らすのがポイント」と椿さん。沼田さんは「防災バッグに1つ入れておくなど、いざという時にも役立つと思う。ぜひ一度味わって」と呼びかけている。つばき米店の店頭とHP、スワンプスのHP(葉山 swampsで検索)で販売中。税別400円。問い合わせは椿さん【携帯電話】090・2522・4191
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