逗子葉山の中高生らからなるボランティアグループ「3・11つなぐっぺし」が5月8日、土砂災害防止を目指した「忘れな草プロジェクト」を行った。
2020年2月、逗子市池子で発生した土砂崩れで、当時高校3年生だった女子生徒が死亡した事故を受け、実施しているもの。「同じ事故が起きないように」とコロナ禍で延期等ありながらも毎年調査を行い、報告書をまとめて市に提出している。
当日はメンバー9人が参加。豪雨災害が起こりやすい梅雨前に、特に通学路に面した危険箇所を調査しようと市の資料をもとに周った。
新宿で今もブルーシートがかけられているがけ崩れ箇所や小坪の亀が岡団地入口にあるファミリーマート裏の通学路のほか、久木や池子など、過去に崖崩れが起きたり崖がむき出しになったりしている通学路を中心に約10箇所で現地調査を行った。メンバーたちはチェックシートに危険度合いや考えられる対策などを記入。スマホで写真を撮り、資料に活用するほか、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSで発信し、同年代への情報発信をしていくという。団体の代表を務める田島太地さんは「明らかに危ないとわかる場所もあった。しっかりと伝えていきたい」と話していた。
今後、通学路に面した危険箇所注意マップも独自にまとめ、発表する予定という。
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