脱炭素社会に向けて 前編 現状把握で道筋確かに ゼロエミッション逗子
逗子市は2050年までにCO2排出を実質ゼロにするという脱炭素宣言をしました。これを受け私達は4月23日、2人の講師を招き「みんなで考えよう!気候変動とカーボンニュートラル 〜脱炭素へ向けた逗子の新しいまちづくり」を開催しました。
1人目の大岩根尚さんは硫黄島在住の環境アクティビスト。気候変動やSDGsを人々に伝えながら、豊かな自然を体感できるリトリートの場を提供しています。当日は気候変動のメカニズムと現状をお話いただきました。内面を鑑みて、自分と世界の繋がりを知る。このミクロとマクロの視点が、世の中の問題の解決には必要だと強調していたのが印象的でした。
続いて登壇した国立研究開発法人産業技術総合研究所の歌川学さんは、機械工学の知見から逗子の現在のエネルギーロスや、効果的な省エネ対策について説明。「コンセントの先(供給先)を選び、電気を地産地消にできたら、今は域外に流出している逗子の光熱費約90億円を市内発展の為に使う事が出来る」という歌川さんの試算はインパクトがありました。地球が元気になり、地域は循環し潤う。これ以上に喜ばしい事はないと思います。この可能性を感じられた事が、今回のイベントの1番の収穫です。
|
|
|
|
|
|