逗子マリーナ近く、小坪湾を見渡す高台にある真言宗佛乘院が「お寺で休息〜親あるあいだの語らいカフェ〜」と題した企画を開催している。
障害のある子やひきこもりの子を持つ親を対象に、「親なきあと」についてお寺でリラックスしながら僧侶らと話すもの。普段、なかなか相談できない悩みや感情を吐き出し、共有することで「心安らぐひとときを過ごしてほしい」と齋藤真佑住職は呼びかける。
一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」の支部でもある同院。逗子市社会福祉協議会や支援団体のサポートを受けて昨年10月に初開催し、20人以上が参加した。箏のコンサートを楽しんだ後、個別相談や語らいを通じ、将来への一歩を踏み出す英気を養った。支援団体からは「会議室や役所の施設とは違い、お寺という空間だからこそリラックスして話ができる」と評価された。参加者からは「こうした場を求めてた」と感想が寄せられたという。「お寺だからこそできることがあると思う。不安な気持ちを話していただくだけでも結構です」と齋藤住職。必要な場合は専門機関への橋渡しも担う。専門家による講演会も企画している。
次回は4月15日(土)に開催。桜気功とカフェタイムを予定。5月19日(金)はフルートコンサートを実施。いずれも午後1時30分から午後4時まで。参加費500円(桜気功の日のみ1千円)。7・8月はお盆月のため休みで9月から月1回開催。10月29日(日)には七五三祈祷を行う。相談は随時受付。詳細は同院【電話】0467・23・3274
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