神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2023年3月31日 エリアトップへ

県立逗葉高校で完校式 4月から逗子葉山高校に

教育

公開:2023年3月31日

  • LINE
  • hatena
完校式であいさつする會田校長。久保島さんのいけばながステージを彩った
完校式であいさつする會田校長。久保島さんのいけばながステージを彩った

 県立逗葉高校(會田勉校長)の完校式が3月24日に行われた。県立逗子高校の佐久間健校長も登壇し、両校の歴史を紹介。4月から逗子葉山地域で唯一の県立高校・逗子葉山高校の歩みが始まる。

 逗葉高校は、1978年の創立。以降、1万4171人の卒業生を社会に送り出してきた。

 2018年に逗子高校との再編統合が発表され、逗葉高校の地に新校が設立されることになった。その後、校名や制服、校章、校歌などの制定を両校で検討しながら進めてきた。

 式典には逗子高校の佐久間校長も登壇。「部活動や生徒会、行事での交流がコロナでなかなかできなかったが、最後の年の夏、野球部が合同チームを作って吹奏楽や応援団を結成した。感動を分かち合えたことがとても大切な思い出になっている」と述懐。「新校は逗葉高校と逗子高校の特色を生かし、地域と連携しながら、両校あわせて146年目の歴史を歩む。これからも応援し続けたい」とエールを送った。

先輩から「ギフト」

 新校の校長も務める逗葉高校・會田校長は先輩たちから「ギフト」があったことを紹介した。

 ひとつは、ステージ上に飾られた高さ2m超の迫力あるいけばな作品。同校出身で、昨年開催された「いけばな大賞2022」で文部科学大臣賞を受賞した久保島 一裕さんが、式典にあわせて制作した。陽光桜や横浜緋桜、啓翁桜、彼岸桜、吉野桜、藤づるを使った華やかな作品で母校と後輩たちの門出を祝った。

 もうひとつは、部活動のユニフォーム。校名変更に伴い、すべてを更新するには300万円ほどの費用がかかる。関係者が頭を悩ませていたところ、卒業生でサッカー日本代表でも活躍する伊東純也選手から思わぬ形で受け取った。伊東選手は昨夏、ベルギーからフランスのリーグへ多額の移籍金を伴い移籍。国際サッカー連盟の規定で国をまたいで移籍した際、その数パーセントがその人を育てた学校やチームに贈られることになっており、逗葉高校サッカー部に連帯貢献金が入った。サッカー部が他の部活での使用を快諾し、貢献金の一部をユニフォーム一新に充てた。

 會田校長は「こんな素敵な先輩がいる逗葉高校を誇りに思って、4月から逗子葉山高校をいい学校にしていきましょう」とし、県立逗葉高校の完校を宣言した。

逗子・葉山版のトップニュース最新6

外出の楽しみを応援

ALS患者支援団体

外出の楽しみを応援

「ゆめバス」実現にむけCF

11月15日

十一面観音像が市重文に

神武寺

十一面観音像が市重文に

11月18日〜24日、特別公開

11月15日

式典で100周年祝う

葉山町

式典で100周年祝う

山梨町長、次世代に向け決意

11月1日

早稲田氏、盤石の3選

衆院選神奈川4区

早稲田氏、盤石の3選

前職・山本氏は落選

11月1日

「1票の格差」県内で1.5倍に

本紙が試算

「1票の格差」県内で1.5倍に

10月27日投開票衆院選

10月18日

民間活力活用で再生を

蘆花記念公園

民間活力活用で再生を

逗子市が青写真提示

10月18日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月1日0:00更新

  • 10月18日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook