逗子マリーナを運営するリビエラグループが5月20日、逗子市の小坪漁港でごみ拾いを行った。神奈川県沿岸の海岸美化活動(ビーチクリーン)を実践する環境イベント「LOVE OCEAN」の一環。主催はNPO法人リビエラ未来創りプロジェクト(渡邊華子理事長)。
ビーチクリーンは砂浜での活動のイメージが強いが、海岸線という枠組みで今回、初めて漁港でも行われた。
同社社員、小坪漁業協同組合関係者、地域住民など延べ70人が参加し、午前11時から1時間弱の時間でゴルフバッグ・クラブ、空き瓶、空き缶、スプレー缶、発泡スチロール、菓子袋など大量のごみが集められた。
母親と妹と3人で参加した中学1年の女子生徒は「学校でSDGsについて勉強して、海にごみがたくさんあることを知った。ごみを少しでも減らしたいと思って参加した。ポイ捨てする人がいなくなって欲しい」と話した。
漁協の大竹清司組合長は「ボランティアで清掃してもらえるのは本当にありがたい。組合員の意識も高まると思う」と感謝を口にした。
渡邊理事長は「普段、接点のない漁師の方たちと一緒にやることに意味がある。人と人をつなぎ、海と町をつなぎ、町と町をつなぐ活動にしていく。三浦から湯河原までの一帯を『湘南コースト』と捉え、みんなで同じ意識を持てたらと思う」と展望を語った。
同活動は2021年に逗子、葉山、鎌倉の3市町でスタートし、4回目の現在では県沿岸全域の13市町(8市5町)まで範囲が広がっている。
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