昨年9月26日に廃止された逗子駅前交番が12月中にも復活する予定だ。これに伴い、新逗子駅前交番が逗子駅前交番に統合。同時期に警察車両を交番代わりにする「アクティブ交番」が稼働する。
逗子駅前交番はJR逗子駅の再開発や、建物の老朽化を理由に、昨年9月に新逗子駅前交番と統合され、廃止となった。駅前の交番不在が1年以上続いていたが、この度、駅庁舎内への開設の調整がつき、12月中にも復活する予定だ。
場所は駅改札を出て左手のコーヒーショップと公衆トイレの間で、開設に向け、現在工事が進んでいる。
逗子警察署地域課によれば、この間、逗子駅前交番がなくなったことで事案が増えるということはなかったという。
一方で矢澤滋紀副署長は「長らく市民の皆様にはご不便をおかけしている。制服を着た警官がいることや、パトカーがあることで安心する方もいるので、1日でも早く開設したいと思っている」と語った。
昨年、駅前交番の早期設置を求める署名活動を行った小林三千代さんは「集まった署名、約2000筆の思いをくみ取ってもらえてうれしい。住民にも、逗子に来られる人にとっても安心につながる」と喜んだ。
逗子駅前交番が復活するにあたり、新逗子駅前交番は統合され廃止となる。統合後の治安対策として、神奈川県警独自の取り組みであるアクティブ交番の運用がスタートする。ワゴンタイプの車両を所定の位置に駐車して、張り出したテントの下に机と椅子を設置し、落とし物の届け出受理や、各種相談の受付、防犯啓発など、交番同様の業務を取り扱う。そのほか、登下校時の子どもの見守り、夜間のパトロールなども行う。開設予定場所は神奈川県警のウェブサイトで確認することが出来る。10月22日(日)には池子の森自然公園400mトラック(逗子市池子)で行われる逗子市民まつりでアクティブ交番が展示され、実際の車両を見ることができる。
逗子・葉山版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|