葉山町立上山口小学校(田中基校長)は今年、150周年迎えた。1873(明治6)年、上山口村新善光寺で寺子屋として開校した同校。11月1日には「創立150周年記念集会」を同校体育館で開き、田中校長は児童に「この先50年、学校が続いていくにはどうすればいいのか、みんなで考えていこう」と呼びかけた。
来賓の山梨崇仁町長は「地域の方々が上山口小を大事しようと守ってくれたからこそ、今の学校がある。地域の方への感謝の気持ちをもって、みなさんが大きくなっても学校のことを忘れないでほしい。ここで学んだことを誇りに思ってほしい」とあいさつした。
卒業生の伊東圭介葉山町議会議長は校内に埋めたタイムカプセルの話を披露。また「何でもいいので打ち込めるものを見つけて」と児童たちにメッセージを送った。
児童を代表して登壇した6年生の和田梨乃さんは「これからますます子どもの数は減っていくと思うが、今のままの小学校の状態で残してほしい」と思いを述べた。
集会の終盤で児童たちは、この日のために楽器の練習をした教員の演奏で、地域の合唱サークル「リリーコール」と一緒に校歌を斉唱した。続いて運動会の準備運動などで振付を覚えた「ハピネス」が演奏されると、児童らは元気よくその場で踊った。
同校は創立後、尋常第三葉山小、第一葉山尋常高等小上山口分教場、町立葉山小上山口分教場などの変遷を経て、1956年に上山口小として独立した。11月1日時点の全児童数は122人。
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