「リビエラ逗子マリーナ」を運営する株式会社リビエラリゾートは12月23・24日、同施設内でメルセデス・ベンツのEV車「EQS SUV」の給電システム実演と車両の特別展示を行った。車載バッテリーを家庭用電源として活用できることの実演として、ヤシの木をライトアップ。同車のバッテリー容量は107・8kWhで一般的な家庭の電力消費量約7日分に相当するという。
災害時の非常用電源としてEV車両が活用できることを周知する目的で行われた。
同社の渡邊華子専務取締役は「ホテルやレストランのお客様だけでなく、近隣住民の方々にも見てもらい、EV車の活用法を知っていただけたのでは」と語った。
施設内に2020年にオープンした「マリブホテル」はEV車による充放電ができるV2B(※)を導入した日本初のホテル。非常時にはEVのバッテリーを蓄電池として使用し、ホテルのフロントの非常用電源として供給することで、明かりや暖を取るだけでなくライフラインともいうべきスマートフォンの充電も可能になる。
同社は災害時に地域住民が安心して少しでも快適な避難生活を送れるようにするために22年、逗子市と「災害時等における支援協力に関する包括協定」を結んでいる。
※「Vehicle to Building」の略で、自動車とビルの間で電力を相互供給する技術やシステム
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