一般社団法人葉山町スポーツ協会(林俊司会長)が運営する総合型地域スポーツクラブ「うぇるま」が、4月から本格始動する。スポーツを通じて、葉山町が掲げるウェルビーイング(心身ともに健康で社会的にも満たされている状態)なまちづくりに貢献しながら、新たなコミュニティーづくりを目指す。
地域総合型スポーツクラブは、スポーツ庁が推進する「人々が、身近な地域でスポーツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブ」。子どもから高齢者まで、さまざまなスポーツを、それぞれの志向・レベルに合わせて、地域住民が自主的・主体的に運営する。
同協会は2022・23年をプレオープン期間として、プログラムを実践しながら内容の充実や指導者の確保に取り組んできた。4月からは地域住民に運動を習慣化させるため、ヨガ・ピラティス・バレエエクササイズ・ビーチ太極拳・卓球・バレーボール・ゴルフ・ビーチテニス・合気道・体操&ウォーク・ラジオ体操を実施。また、仲間づくりや趣味としてだれでも楽しめる、ボッチャ・モルック・キンボール・ロイヤルビーチラン・バドミントン・インディアカ・詩吟・防波堤釣り・囲碁・絵手紙・ダンスを用意した。
さらに、スポーツ界の重要課題の一つ、パワーハラスメントの予防・啓発を目的に「NO!スポハラ」を宣言。独自の取り組みとして指導者の約束事「スポーツ指導 コミット5」(【1】暴力・暴言・差別の撤廃【2】一方通行指導の排除【3】パーソナライズ指導【4】成長主義【5】共育共創)を制定した。4月以降、スポハラ相談窓口を設置するとともに、1年間かけて、12回にわたる指導者教育セミナーも開催する。
課題は山積
スタートはするが、直面する課題はまだ多い。まず認知度の向上。次に会員の増大。そして施設の充実。特に施設について、同協会の前田裕司理事は「葉山は他の地域のように拠点となる専用施設がないことが一番の問題」と懸念する。課題解決に向け、今年1月には約10人の町議会議員と意見交換会を実施した。一方、それを逆手にビーチを会場にするなど、地域の特性を生かしたプログラムの開発につながったという側面もある。
同クラブは現在、24年度の前期登録を受け付け中。入会金は1000円(公式LINEに登録すると無料)。年会費は一律1万1000円で、どのプログラムにも参加できる。詳細はうぇるまウェブサイトを参照。
問い合わせは葉山町スポーツ協会事務局【携帯電話】070・8478・5076
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葉山町文化協会事務局 教育委員会生涯学習課 046-876-1111 https://www.town.hayama.lg.jp/soshiki/shougaigakushuu/4/1770.html |
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