神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2024年5月24日 エリアトップへ

三浦半島4市1町 藻場の再生で連携 日テレ参画で活動後押し

社会

公開:2024年5月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
東京湾を臨む横須賀美術館で開かれた共同会見
東京湾を臨む横須賀美術館で開かれた共同会見

 三浦半島の4市1町(逗子市・葉山町・横須賀市・鎌倉市・三浦市)と日本テレビは、二酸化炭素の吸収源となる藻場の再生(ブルーカーボン)や漁業振興に直結する磯焼け対策を連携・協働していく。5月17日に横須賀美術館で開かれた共同会見で会議体の設置を発表した。各自治体が進めている対策を共有しながら、新たに取り組む枠組みなども検討する。日テレは情報発信で協力するほか、「企業版ふるさと納税」による寄付(2400万円)を通じて活動を後押ししていく。

 相模湾側沿岸では、海藻を食べる魚やウニの増加に加え、海水温の上昇で海の生物の産卵・繁殖の場である藻場が消失する磯焼けが進行している。データがあるのは横須賀市のみとなるが、2012年頃から佐島漁港と長井漁港の間に位置する小田和湾で顕著となり、直近の調査ではカジメは98・5%、アマモは95%減少しているなど壊滅的な状況という。

 磯焼けの対策は、温暖化を抑制する脱炭素の取り組みにもつながる。炭素を吸収する海藻などのブルーカーボン生態系の保全が注目されており、4市1町が連携し、手法や知見を共有しながら回復をめざす。逗子市の桐ケ谷覚市長は「逗子でも一部事業者が藻場再生に取り組み始めている。地域連携で海の再生に取り組むことは有効な手段」と期待を寄せた。葉山町の山梨崇仁町長は「葉山では昨年、ブルーカーボンのクレジットを発行。町、漁協、民間企業で連携協定を結んだ。葉山の海岸で海を育てていく活動を広めていく」と意気込みを語った。学術監修として参加している元日テレアナウンサーで海洋科学研究者の桝太一さんは「海に自治体の境界線はない。逗子の変化が葉山の変化につながる」と連携の意義を強調した。

 今後、逗子市は藻場を増やす事業者の取り組みに対する補助を行っていく。葉山町は海洋環境問題の啓発を目的としたイベントの開催や、教材(アマモブック)の作成を行うとしている。


湘南巻き爪矯正院 逗子葉山院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/zushi/

<PR>

逗子・葉山版のトップニュース最新6

下田市から葉山町に寄贈

伊古奈桜

下田市から葉山町に寄贈

御用邸友好都市の証

4月18日

葉山町、規模縮小を決断

花火大会

葉山町、規模縮小を決断

逗子市は協賛を募集

4月18日

懐かしの校舎で笑顔咲く

旧逗子高

懐かしの校舎で笑顔咲く

ホームカミングデーに1000人

4月4日

「ブルーカーボン知って」

葉山アマモ協議会

「ブルーカーボン知って」

解説本を町内小学校に寄贈

4月4日

逗子・葉山共に3月末、閉鎖

交通安全協会

逗子・葉山共に3月末、閉鎖

会員減少で資金難

3月21日

生成AI 約6割が利用

県内市町村

生成AI 約6割が利用

逗子、葉山は導入せず

3月21日

あっとほーむデスク

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook