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逗子・葉山版 公開:2024年6月21日 エリアトップへ

葉山の海が育てる絵画 まちづくり館で展示会

文化

公開:2024年6月21日

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1年モノの作品(右)と14年モノの作品の前にすわる鴻来さん
1年モノの作品(右)と14年モノの作品の前にすわる鴻来さん

 葉山在住の画家、鴻来(こうらい)有希さんが「葉山の海水で描く、育てる絵画」と題した展示会を、あす22日(土)から7月15日(祝)、葉山まちづくり館ギャラリー(図書館2階)で開催する。

 鴻来さんは絵画に凹凸をつける際に使用する砂や貝殻をもともと画材店で購入していたが、15年前、葉山にアトリエを移したことを機に、森戸海岸で採取したものを使うようになった。絵の具を溶く水も海水を使う。

 自然の砂や海水内の微生物が付着して画肌は有機体となり、光、空気、水分などに触れることで分解が起こる。その後、何層にも塗られた絵の具の下の色が浮き出て、絵の風合いが変化していくのだという。

 鴻来さんは「5年、10年と時間が絵を育てていき、20年もすれば違う絵になるのではないでしょうか」と、絵の成長を楽しみにしているようだ。

きっかけは客の一言

 1993年から油彩画の制作をしていた鴻来さんは、2007年に画材による中毒症を発症。療養も兼ね、葉山に移住して以来、アクリル絵画を制作している。09年の展覧会では葉山の画材を使用した絵を展示。客として来場した化学の専門家が、画材の素材を知り、「この絵は変わりますよ」と言ったことが、「絵が育つ」ことに気付いたきっかけとなった。

 展示会は午前10時から午後5時。月曜休館(祝日除く)。

 (問)まちづくり協会【電話】046・876・0421

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