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逗子・葉山版 公開:2024年7月19日 エリアトップへ

逗子サーフライフセービングクラブ(逗子SLSC)の監視長を務める 渡部 創志郎さん 川崎市在住 20歳

公開:2024年7月19日

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渡部 創志郎さん

海と空をかける夢

 ○…大勢の海水浴客でにぎわう逗子海岸の安全安心を守る「逗子SLSC」の監視長を務める。クラブが監視するようになって11年間、無事故が続く。その継続のために約130人のメンバーと日々の業務に励む。「浜ですれちがう人にあいさつして存在をアピールし、沖まで出ている人、一人で遊ぶ子ども、浜で波に気付かず寝ている人などに目を配り、常に危険を予測する。緊張の連続です」と笑顔の下に厳しい目を光らせる。

 ○…小学校の6年間、水泳教室に通い、泳ぎに自信はあった。「競争は好きじゃないが、水には触れていたい。人のためになる、裏方仕事に魅力を感じた」と、大学入学とともにライフセービング部に入部。何より先輩たちが楽しそうだった。いろいろな浜を見た中で逗子が性に合った。「商店街がにぎやかで、おいしいお店もいっぱい」とすっかり逗子のとりこ。

 ○…川崎市出身。大学では機械工学を学ぶ。将来の夢はパイロット。初めて飛行機に乗った時、「かっこいい」と思った憧れを今も持ち続け、今月21日には航空大学校の入学試験を控える。海水浴場のオフシーズンは大手アパレル会社でアルバイト。非常に厳しい職場だが、組織運営のいい勉強になっている。普段は仲のいいクラブ員に対しても「監視長として時には厳しいことを言わなければならないこともある」と気を引き締める。

 ○…昨年、仲間が他の浜で事故に遭遇。改めて海は恐い場所だと認識した。それでも「お客さんには楽しい思い出をもって帰ってもらいたい」。ライフセーバーが表立った活躍する機会がないことが一番。ビーチクリーンできれいな環境を整えたり、万が一の時のために体力やレスキュー技術の向上に努めたり、ますますこの夏は忙しい。

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