家庭で撮影された古い映画フィルムをその地域で上映する「ホームムービーデー」を、2022・23年と葉山で開催してきたシネマチェルキオ葉山(高木雛代表)。同団体は来年1月に町制施行100周年を迎える葉山町の記念映画を制作するために、家庭に眠る昔の8ミリフィルムの提供を呼び掛けている。
提供されたフィルムは4K画質でデジタル化し、提供者による映像解説なども加える。これまでの上映会で使用した映像にも説明を足し、新規分と合わせ、110分の作品を2本制作予定。
現在新たに加わった映像は2件。旧平野邸(葉山町堀内)の所有者から提供された、1937年に撮影されたと思われる映像には、通学途中とみられる子どもが、木の下の交差点付近を歩く様子が映されている。高木さんは「葉山以外にも平野家が樺太に住んでいた頃の映像もあり、歴史的資料としても貴重なものだった」と古い映像の重要性を強調した。もう1本は、60年代の一色海岸の映像で、昭和天皇がおそらく海の生物の採集に来られた時の姿が映っている。
上映会は25年1月18日(土)・19日(日)に福祉文化会館で行う。
協賛者を8ミリ撮影
同団体はフィルムと同時に協賛も募っており、「お礼として、動く記念写真を8ミリで撮影し、映画のエンドロールで流す予定」だという。
(問)【メール】cinemacerchio.hayama@gmail.com(高木さん)、【電話】046・875・0046(菊水亭)
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