星座にまつわるエトセトラ 「土星の環」
太陽系の中で木星に次ぎ2番目に大きな惑星・土星。直径は約12万Kmで地球の約9・4倍。木星と同じガス惑星。そして、なんと言ってもその特徴は美しい環です。環の正体は氷や石の粒。その大きさは数mから数cm。環の厚さは平均数百mです。薄い紙のような環が見えるのは、そこに太陽の光が反射するからです。土星や地球が太陽の周りを回っていて、地球から見ると環が真横になってしまうとか、環に光が当たらない場所を見る時期があったりなどの条件に当てはまると、環が見えなくなり「消失」と言われます。約15年に一度の消失は、2025年の3月24日と5月7日に起こります。3月は太陽に近すぎて観測は難しいですが、5月は夜明け前に金星の近くに見ることができます。今から観測を始めると面白いと思いますが、土星の環を見るには小さくても天体望遠鏡が必要になります。
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