神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2024年9月6日 エリアトップへ

逗子開成内田教諭 内側で感じたオリンピック 日本人初、ヨット競技運営スタッフ

社会

公開:2024年9月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
五輪マークの前で笑顔の内田さん=本人提供
五輪マークの前で笑顔の内田さん=本人提供

 逗子開成中学高校教諭でヨット部顧問の内田伸一さん(53)=人物風土記で紹介=が、先月閉幕したパリオリンピックのセーリング競技で日本人初のインターナショナル・テクニカル・オフィサー(ITO)として、レースの運営に携わった。世界で220人、日本では2人しかいないインターナショナル・レース・オフィサー(IRO/※)の中から15人が任命された狭き門だ。

 セーリング競技はマルセイユで7月28日から8月9日まで行われた。風が弱くレースがスケジュール通り消化できず、スロースペースな展開だったが、内田さんが担当したILCAという一人乗りのクラスは予選とメダルを確定するレースまでうまくできたという。

 さまざまな大会を経験してきた内田さん。オリンピックについて、技術がトップレベルということだけが醍醐味ではないと話す。「これまで積み重ねてきたこと、競技とどう向き合ってきたかということが全部出る。そういう生き様というのが感動を与えるのだろう」と語った。「今、世界で大きな戦争が起こっている中でもスポーツに集中できるのは『平和』だから。そういう中で個々の選手がどう取り組んできたか姿勢が表れるんだろうなと、現場にいて感じた」と振り返った。

 また、競技とは別に、チャレンジすることの大切さを感じたという。「外国の人と同じ立場で一緒のことをやっていくことができないと、ビジネスのシビアな世界で対応するのは無理だと思った。だから、生徒たちには、できるかできないか分からなくても、自分の好きなことや得意なことでどんどんチャレンジしてもらいたいと思う。そういう意味では今回私自身はトライしてよかった。行ってみたら、何とかなる部分もあるし、全てがうまくいったわけではないが、一歩引いたら何も始まらないですよ」と熱く語った。

※レースオフィサー

レース運営の資格を持つスタッフ

逗子・葉山版のローカルニュース最新6

体験通し障害を知る

ふれあいフェス

体験通し障害を知る

12月7日 逗子アリーナ

11月22日

古墳時代に思いをはせる

古墳時代に思いをはせる

講演会参加者を募集

11月22日

歌声で送るエール

逗子開成コール・レーネ

歌声で送るエール

第19回 定期演奏会

11月15日

初ホール公演、大盛況

コントラバスヒーロー

初ホール公演、大盛況

会場は笑いと泣き声

11月15日

「女性の力で逗子を元気に」

「女性の力で逗子を元気に」

女神マルシェ初開催

11月15日

都内企業が海辺を清掃

都内企業が海辺を清掃

「水循環に思いをはせる日」に

11月15日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月1日0:00更新

  • 10月18日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook