逗子市消防本部と葉山町消防本部は8月23日、救急要請された現場で傷病者のマイナンバーカードを活用し、救急搬送に必要な情報を入手し、救急業務の迅速化・円滑化を図るシステムの構築に向けた実証事業を始めた。期間は2カ月間。
救急現場で傷病者本人の同意を得たマイナンバーカードからオンライン資格確認等システムを使い、既往歴、処方実績、受診歴などを確認。情報を正確かつ早く把握することで、適切な医療機関への早期搬送、正確な情報伝達ができ、迅速な処置につながる。
葉山消防署救急係の小林竜也さんは「呼吸が苦しい、しゃべるのがしんどい、意識がない、認知症といった方でもマイナ保険証を使うことで正確な情報をより早く収集できる」とメリットを話す。また「いざという時のためにマイナ保険証を携帯しておいてください」と呼びかる。
9月1日時点の速報値で、逗子では救急搬送96件中6件、葉山では49件中9件の利用があった。
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