星座にまつわるエトセトラ 「秋の日は釣瓶落とし」
秋の日暮れは、井戸の水を汲むための桶とそれを繋いだ綱、「釣瓶(つるべ)」が一気に水面に向かって落ちるように早いと言う意味で「秋の日は釣瓶落とし」と言われます。これについては、「薄明」時間が関係しているという説があります。「薄明」とは、太陽が沈んだ後も、上空の大気が太陽光を散乱して光り、すぐに暗くならないことを言います。私は日没後1時間くらいで星が見える様になりますと、お話ししています。その薄明の時間は季節によって違います。一番長いのは6月で2時間くらい。短いのは9月10月で1時間半ほど。薄明を意識している人がどれほどいるかわかりませんが、実際には暗くなって時計を見たら、まだこんな時間?という方も多いのでは。日々いろいろなことに追われて、夕暮れ時を楽しめなかったら、「秋の夜長」を楽しんでみてはいかがでしょう。
|
|
|
|
|
|