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東亜グラウト工業が11月8日の「水循環に思いをはせる日」を前に、逗子海岸でビーチクリーンを実施
インフラメンテナンス事業・防災事業を主に展開し、下水管路の維持・補修を手掛ける東亜グラウト工業株式会社(東京都/山口乃理夫代表取締役)は2021年に、11月8日を「水循環に思いをはせる日」として、一般社団法人日本記念日協会に登録した。この記念日に合わせ、同社は11月3日、逗子海岸で地元サーファーらによるボランティア団体「735style(なみこスタイル)」が主催するビーチクリーンに参加。ビーチクリーンの後には、海岸沿いのビーチハウス「surfers」で735styleの代表らと「美しい海のための水循環」をテーマにパネルディスカッションを行った。
前日の大雨がうそのように晴れ、晴天に恵まれた当日。山口乃理夫社長をはじめ、同社の10人の社員と家族は午前7時に逗子海岸ロードオアシス駐車場に集合した。
毎月第一日曜日に行われている735style主催のビーチクリーン。この日は約100人が参加し、午前7時35分スタートで、逗子海岸西浜から葛が浜海岸までのビーチや海岸線の道路の清掃を行った。
同社一行はロードオアシスを出発し、道路に落ちているごみを拾いながら鎌倉方面に向かった。途中のわき道から階段で、海に流れる小さな川へと降り、河口へ移動。そこには海から漂流してきた流木や大きく丸まった魚網が川の流れをせき止めるように留まっており、川べりにそのごみを引き揚げた。これは後日、海洋ごみとして産廃業者によって回収されるという。
ビーチクリーンに初めて参加した同社の福岡慎次さんは「埼玉県在住で海でこうした活動があることを知らなかった。みんなでビーチを守ろうという意識がすごく高いことに感銘を受けた。自分も環境に対する意識をもっと持たないといけないと思った」と語った。
ビーチクリーンの後に「surfers」で行われた「美しい海のための水循環」をテーマにしたパネルディスカッションには、東亜グラウト工業から山口社長と南洞誠執行役員、735styleから戸田誠代表と上野直人副代表が登壇。司会を2022ミス日本「水の天使」横山莉奈さんが務めた。
企業紹介では山口社長から、地盤改良事業、下水道管路の再構築、斜面防災事業が3本柱で、その他、橋梁メンテナンス、上水事業などを行っていると説明があった。
また、「水循環に思いをはせる日」の記念日登録については南洞執行役員が「年に1度、日頃から縁の下の力持ちとして活躍する水業界関係者への敬意を示したいという思いで制定した。数字の8は上水道と下水道のイメージで、いい(11)パイプ(8)の日で11月8日とした」と解説。毎年、記念日に合わせイベントを開催しており、今回はビーチクリーンに参加するにあたり、社名の入った竹製のトングを作り、735styleにも寄贈をした。
ディスカッションは熱を帯び、話題は世界(日本)の水問題から災害対策について、さらに自然災害と防災まで広がった。
山口社長は水問題については世界中の水の97.5%は海水で、実際に使える水は0.01%しかないことを説明したうえで、「枯渇」「汚染」「偏在」「インフラ老朽化」の4つをキーワードとして覚えてほしいと訴えた。
災害対策に関してはインフラの耐震化、特に下水について強調。下水道管路は全国で49万㎞にわたるが、老朽化が原因で年間で約4000カ所で陥没事故が起きていることを紹介。大きな事故は人の命にもかかわるので、下水の耐震化にはしっかり貢献していきたいと熱く語った。
さらに同社は、がけ崩れや落石、土石流などの災害を防ぐためのネットを設置し、災害に強い街づくりを進めていることをアピールした。
最後の質疑応答コーナーでは小学生からの「シュノーケリングで魚がよく見える海にするためには何をすればいいか」といった質問のほか、防災トイレについてや磯焼け対策で採取したウニで作られたウニ堆肥についてなど、積極的に手が上がり、市民の環境に対する意識の高さがうかがえた。
イベント終了後、山口社長は「ビーチクリーンでは皆さんの活動が行き届いていて、ごみがあまり落ちていないことに驚いた。今後も11月8日の『水循環に思いをはせる日』をうまく活用し、地域の活動をともに行い、『水』に少しでも関心をもってもらいたい」と語った。
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