ビーチレスリングU20世界選手権大会で準優勝した 淺野 稔理さん 葉山町一色在住 20歳
「やる後悔」で邁進
○…初めての海外でのビーチレスリング大会で、力の強い外国人選手と対戦するなか、銀メダルを獲得した。高校3年から始めたビーチレスリングだが「レスリングに比べ、まだマイナーな競技なので今回の準優勝が少しでも多くの人に知ってもらうきっかけなればうれしい」と喜ぶ。
○…レスリングは1歳年下の弟が楽しそうにしているのを見て小学2年で始めた。6年で全国優勝。中学では全国2位と順風満帆のようだが、「優勝できなかったから一度区切りをつけようとした」という。しかし、レスリング部のなかった進学先の高校が中学での実績を認め、高校の大会に出られるように手配。2年でインターハイ3位、3年ではベスト8と結果を残した。在学中の慶応大学でも体育会レスリング部に所属し、今年のインカレは3位の好成績。「あと2年あるので、一番上を目指したい」と前を見据える。
○…葉山で生まれ育った。駅が遠くて不便さはあるが、帰ってきたときの静かな感じが心地いい。海辺のランニングなど自然が残っている所も気に入っている。「一番よく行ったのは一色海岸。葉山公園も好きです」と地元愛を語る。4人きょうだいの長女。大学1年と高校2年の弟、6歳の妹もレスリングで汗を流す。
○…大学ではレスリング部のほかに乗馬サークルにも入り、長期休みの時に合宿などに参加し青春を謳歌している。お菓子作りが好きという一面も。間もなく就職活動も始まる。金融関係や食品業界に興味があるが、最近、説明会に参加して、「いろいろ話を聞くとどこもいいなと思って」と悩み中。「やらない後悔よりやる後悔」が座右の銘。レスリングも就活も悔いの残らぬよう全力投球で挑む。
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