葉山町の山梨崇仁町長(38)は9日、会見を開き、任期満了に伴う葉山町長選(12月15日告示、20日投開票)に再選を目指して無所属で立候補する意向を明らかにした。同町長選をめぐる正式な出馬表明は山梨町長が初めて。
会見の冒頭では「この4年間で葉山をより良くすることに努めてきた。政策の面では今まさに進んでいるものもあり、町のために活躍してくれている多くの人の思いもある。自分がここで投げ出す訳にはいかない」と出馬の理由を説明。「今後も(町政運営を)任せてもらえるなら、しっかりと果たしていきたい」と意欲を示した。
これまでの町政運営については、1期目に掲げた公約の「6割から7割は達成できた」と分析。実績として昨年6月に始まった家庭系ごみの無料戸別収集や導入に伴う20%の減量化、4年間で計2億4600万円にのぼる人件費削減などをあげた。
2期目の公約には13項目をあげ、具体的には「プライマリーバランスの維持や職員地域手当ての国基準への改定など財政力の強化」「東京五輪を見据えた外国人観光客への対応やセーリング競技の普及」「ごみの減量率を現在の20%から10年比で30%に引き上げ、資源率化40%を目指す」「公共施設・町有地の利活用と再配置」「雨の日の渋滞緩和策やバス利用の利便性の向上」―など。さらにまちづくりの指針として、町民が余暇を葉山で楽しめる事業の推進や葉山のブランド力を発信することによる新たな住民の呼び込みなども掲げている。
山梨町長は法政大学大学院を修了後、同町議を2期目途中まで務め、12年の町長選で初当選した。
新人2人が出馬検討
同町長選をめぐっては、10月21日現在で山梨町長以外に出馬を正式表明している立候補予定者はいない。ただ元町議の50代の女性が出馬を模索しているほか、一色在住の40代の男性が出馬に向けた準備を進めているとの情報もある。選挙戦まで2カ月を切っており、近く予定者の顔ぶれも揃う見通し。あす24日には立候補予定者に向けた事前説明会が行われる。
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