就活に婚活、朝活――。特定の目標に向かって活動する「〜活」という言葉がブームになって久しいなか、一風変わったイベントが1日、逗子海岸前にあるカフェ「アマーレ」で行われた。その名も自ら泣いてストレスを発散させる「涙活(るいかつ)」だ。
家族や夫婦、動物愛をテーマにしたショート動画が次々とプロジェクターで映し出される。上映を終えると参加者した女性のひとりはハンカチで涙をぬぐった。「最後の作品が一番感動した。心がきれいになったみたい」
講師を務めたのは元高校教諭で”感涙療法士”の吉田英史さん。涙が心身に及ぼす作用に着目し、3年前から講演やイベントで涙活の普及を行っている。吉田さんによると人は涙を流すことで自律神経が緊張状態の交感神経からリラックスした副交感神経に切り替わる。脳がリセットされ、睡眠と同様のストレス解消効果が得られるのだという。「現代社会にはストレスが多い。涙活を心のデトックスに役立ててもらえたら」
この日は参加者がなりたい自分を「涙レター」に書いたほか、感想を言い合う「涙友タイム」も設けられた。
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