桜山の介護老人保健施設「グリーンハウス逗子」に9日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」がお目見えした。今後3年間、会話やレクリエーションなど、施設利用者らと交流しながら生活をともにする。
市が株式の51%を保有する株式会社パブリックサービス(稲垣正社長)が市民貢献事業の一環として寄贈した。贈呈式には、同社や平井竜一市長など市の関係者らが出席。稲垣社長が「時代先端のロボット。介護や福祉の現場で役に立つと期待しています」とあいさつし、角野禎子理事長は「入所中の皆様と温かく思い入れのある子どもに育てていきたい」と謝辞を送った。
ペッパーには人とコミュニケーションが図れるアプリが内蔵されており、マイクやセンサーで周囲の様子を把握する。この日は寄贈に先だった実演も行われ、「僕のこと知ってる?」「素敵な服ですね」など会話機能や「ペッパー警部」などの音楽に合わせてダンスも披露した。
施設を利用する女性(88)は「本当に賢い。どういう答え方をするのか、これから色々と話してみたい」と感心した様子だった。
同社は1991年に設立。市の公共施設の管理事業を手掛けており、市民貢献事業は第2弾。ペッパーは同市久木の「逗子清寿苑」との2施設に寄贈した。
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|