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お坊さんが「葬儀社」設立 お布施込プラン 手厚い供養が特徴
ユニークな「葬儀屋さん」が誕生した。その名も「寺院葬祭社」。3人いるスタッフは全員「お坊さん」だ。
設立したのは葉山町長柄にある仙光院の成井秀仁副住職と成井阿里副住職、長運寺の遠藤陽仁住職の3人。式に関して住職が直接やり取りし、お寺でお通夜や告別式まですべて行う。
斎場や祭壇が必要ないため、その分費用を抑えられるほかお布施などすべての費用を含めた4つの「総額プラン」を提供。参列者15人程度の家族葬は88万円、親戚や友人、町内会に広く伝える一般葬は98万円と相場より低い設定になっている。
現状に危機感
「利益のためではなく、皆さんが納得できる“おみおくり”をするのが目的です」と語る成井秀仁副住職。その背景には世間一般からの「葬儀」に対するイメージ低下への危機感がある。
近年、葬儀は斎場に一任するのが主流だ。ただ、「気軽に」できる安心感がある一方、費用は高額になりがちで、その反動のように「散骨」や火葬のみをおこなう「直葬」などが広く行われている。
こうした動きに対して「お葬式に対してマイナスのイメージが強く、消極的な選択と感じることがある」と遠藤住職。特に供養せずに見送るケースの増加を踏まえ、「宗教家としてこのままではいけないと感じている。お寺で本来の意味の葬儀を行う-。そんな選択肢を地域の皆さんに提供したい」と語る。
説明会開催
11月17日に仙光院で、18日には長運寺で説明会が開かれる。両日とも午後2時から約1時間で参加無料。「当社のことはもちろん、葬儀一般に関する疑問にもお答えします。お気軽にご参加ください」と成井阿里副住職。申し込みや問い合わせは左記へ。
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