逗子市消防本部(行谷英雄消防長)は8月22日、5月に行われた逗子海岸花火大会の会場で、心肺停止状態になった観客の60代男性を救助した、警備会社勤務の鎌田美海(よしうみ)さん(50)と中川宏一さん(46)に感謝状を贈呈した。
5月26日午後8時頃、花火大会会場で観客の男性が突然倒れた。警備中だった2人はすぐに駆けつけ、心肺停止の判断をし、緊急通報。救急隊到着までの約10分間、胸骨圧迫などの応急手当や、現場の観客整理、救急隊の誘導などを行った。倒れた男性はその後、社会復帰を果たした。
鎌田さんは「上級救命講習を受講したことがあり、役に立った。考えるよりも先に体が動くように、今後も定期的な訓練を行い、有事に備えたい」と気を引き締めた。
中川さんは「花火の音や群衆で意思疎通も難しかったが、他の警備員との連携で人命救助に貢献できた。この経験を生かし、日々精進したい」とコメントした。
行谷消防長は「お二人の適切な判断と対処に深く感謝したい。救命講習の成果が発揮され、その重要性を再認識した。今後も普及啓発を行い、救命率の向上に繋げていきたい」と語った。
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