星座にまつわるエトセトラ 「陰と影」
最近、「カゲ」について思い至ることがありました。世界一周のクルーズ船に乗っていた方の話で、航海で頭の真上を太陽が通る時があったと。太陽が真上に来るということは、カゲができないということ。その写真を見せてくれました。ペットボトルをデッキに立て、撮影しているのですが、本当にカゲがありません。太陽が真上に来るのは北緯23度26分の北回帰線と南緯23度26分の南回帰線上。 太陽は夏至のときに北回帰線の真上に、冬至のときに南回帰線の真上に来ます。カゲには「陰」と「影」がありますが、実はこの二つ、違いがあります。「陰」は「木陰」など場所を示し、一方「影」は形や光を意味します。物に光りが当たった反対側にできる黒い形。それと真逆の意味ですが「月の影」と書くと「月の光」「月の姿」を表します。船の上で無くなったのは、「影」ですね。
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