沖縄県豊見城(とみぐすく)市で6月に行われたデフバレーボール世界選手権で、日本女子代表チームが初優勝を果たし、葉山町出身の中田美緒さん(23)はベストセッター賞を受賞した。7月9日には山梨崇仁葉山町長を訪問し、優勝の報告を行った。
同大会は6月21日から30日に豊見城市民体育館で行われ、男子8チーム、女子5チーム(日本・アメリカ・イタリア・トルコ・ウクライナ)が参加。日本女子代表は総当たりの予選リーグでウクライナに一敗を喫したものの、ほかは全て3対0のストレート勝ち。上位4チームによる決勝トーナメントではトルコに3対0、アメリカに3対1で勝ち、初優勝を掴んだ。
チームの司令塔であるセッターを務める中田さんはベストセッター賞を受賞。「サーブポイントもたくさん取ったが、ベストサーバー賞にはまだまだかな」と笑いも誘った。日本の強さの秘密を山梨町長に問われると「日本は身長が低いのでスピードが大事。ブロックは難しいので、早いコンビネーションをしないと勝てない」と分析した。
中田さんは高校2年生の時、トルコで行われたデフリンピックに出場し、金メダルを獲得。今回のメダルは国際大会の金として2個目で、来年の11月に東京で開催されるデフリンピックで3個目の金メダルを目指す。デフバレーは駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われる。
山梨町長は「町を挙げて応援にいきます」とエールを送った。
デフバレーボールは聴覚障害者によるバレーボール。6人制でコート、用具、競技形式などは一般のバレーボールと同じルールで行われる。
デフリンピックは、ろう者のオリンピックで、東京大会は100周年の記念大会にあたる。
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