葉山町制100周年記念事業として9月21日、葉山町福祉文化会館で市民劇「奪還せよ!HT―1」が上演された。環境問題と地元愛をテーマにした同作品は、葉山在住で湘南国際村センターを拠点とする公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)の研究員、金振さんが監督、脚本を務めた。
地球の環境破壊により火星に移住していた人類は火星でも環境破壊を繰り返した。人類の存続のために「葉山」に残された火星を救うとされる宝物「HT―1」を回収しに主人公が過去の地球にタイムスリップをするという物語。
役者は一人を除き全て金さんがスカウトして集めた素人の町民。衣装や音楽、舞台美術などの裏方もほとんど一般町民のボランティアだ。物語の山場で登場する宝物「HT―1」は南郷中学の生徒が制作した廃材を利用したオブジェ。この舞台を作り上げるにあたり総勢約100人がかかわったという。
舞台あいさつで金さんは、製作に携わった人たちとの絆に時折、涙ぐみながら、「また来年もやりましょうね」と呼びかけた。
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