星座にまつわるエトセトラ 「小惑星と星の王子さま」
サン=テグジュペリの『星の王子さま』には、小惑星が出てきます。王子さまが自分の星を離れ、いろいろな星で仕事をさせてもらい、勉強をしようと巡った星たち。小さな星ばかりで、一人しか住んでいません。王さま、うぬぼれ男、呑み助に実業屋、点燈夫。最後に巡ったのは年寄りの地理学者の住む星。そこで地球の見物を勧められます。地球は小惑星ではありませんが。地球にたどり着くまでの小惑星の番号が書かれています。この番号の小惑星はちゃんと存在します。この物語を書いている「ぼく」は王子さまの星は「B612」だと確信しますが、この星もあるのです。小惑星番号の46610を16進数(1〜9までの数字とA〜Fまでのアルファベットを使って数を表す)で表すと「B612」になり、まさに王子さまの故郷とされる小惑星と一致することから命名されたのです。
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