「デジタル終活」 vol.28 人生100年時代今から始める終活のススメ
終活において「自分しか知らないことはNG」が鉄則です。エンディングノートにすべて記入していれば問題はないのですが、スマホやパソコンの普及でお金にかかわる取引きをデータ管理している人が増えています。せめてログインができるようにしておかないと相続トラブルに発展する可能性は大きく、パスワード解除を専門業者に依頼すると時間とお金がかかります。一般的にパスワードは20万円以上、解除は半年以上といわれ、あきらめてしまう遺族も多いようです。
本人がデジタルライフを維持しているうちに関係性のあるパスワード、IDなど必ずメモに残し伝えておきましょう。特に解約しないと毎月自動引き落としされてしまう会員制のアカウント情報(ネットフリックスなど)や、ネット銀行、ネット証券などの契約が要注意。原則として本人しかアクセスできないルールですが、利用している会社名だけでも分かれば、相続人が手続きできます。スマホに保存している写真、メール、LINEのやり取り、連絡先など処分するもの、残してほしいものの分類も併せて伝えておきたいもの。本人の訃報を伝える時、スマホの電話番号のみでは故人との関係性がわからず、ショートメッセージでやり取りしたという話も聞きました。
家族を困らせないためにもデジタル終活は重要と言えます。
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