星座にまつわるエトセトラ 「三の酉まであると火事が多い?」
太陽と月の暦、太陰太陽暦を使っていた時代。十干(甲乙丙丁...)と十二支(子丑寅卯...)を組み合わせた六十干支(甲子・乙丑・丙寅・丁卯...)を年や日に割り振ることはご存じですか。11月の最初の酉の日を一の酉と言います。日の干支の決め方は「不断」。六十干支が無限に循環します。明治の旧暦(天保暦)から新暦(グレゴリオ暦)への改暦の際も六十干支は連続しています。なので新暦でも11月の最初の酉の日が一の酉。酉の市では商売繁盛の縁起物として熊手が売られます。最初は小さいものを、年を追う毎に大きくすると良いと言われます。しかし、なぜ三の酉まであると火事が多いのか?「天変地異を知らせるといわれる酉(鶏)が三度も現れるので天の知らせ」説や、「商店の主人らが酉の市にかこつけて、吉原通いをしないように女将さんたちが噂を流した」という説も。
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