中学生が医師体験 湘南台病院でセミナー
中学生が外科手術を体験する講座「ブラックジャックセミナー」が10月14日、藤沢湘南台病院(鈴木紳一郎院長)で行われた。
これは、医療に興味を持ち、命の尊さを学ぶ目的で行われたもの。藤沢市で講座を開いているのは、同病院のみ。
この日参加したのは、長後中学、高倉中学、湘南台中学、六会中学、秋葉台中学の生徒ら32人。セミナーでは、同病院の医師から、模擬皮膚縫合、内視鏡外科手術、超音波メス、救命救急など、本格的な医療体験を行った。
参加した生徒らは、始めは不安そうな表情をしていたが、体験がはじまると目を輝かせ、楽しそうに真剣に取り組んでいた。徐々に医師になりきって、実際の手術に使用する器具等を手に興奮した様子だった。
超音波メスの体験では、マネキンの腹部に置かれた鶏肉を切除するなど、実際の手術と同じことを行った。
参加した生徒は、「医療に対する意識が変わった。超音波メスが楽しかった」「簡単に見えても難しい事が多く、大変だと思った」「医師への道が少し近くなったような気がする」などと感想を語った。
鈴木院長は、「私たち医師は、大切な命を救うことをしている、今日貴重な体験をしました。これから、自分の命だけでなく、みんなの命も大切にしてください」と参加者に呼びかけた。
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