12月16日に投開票が行われた第46回衆議院議員選挙。神奈川12区(藤沢市、寒川町)では自民党の星野剛士氏(49)が7万3476票で初当選を果たした。また日本未来の党の阿部知子氏(64)は小選挙区で敗れたものの、比例で復活当選。一方、民主党で金融担当相の中塚一宏氏(47)は議席を失った。
10以上の政党が乱立し、混戦の模様を見せていた今回の衆院選。「第三極」の動向にも注目が集まった。
星野氏は次点の阿部氏に2万2500票の差をつけ、初挑戦の衆院選で当選を果たした。星野氏の事務所では、支援者や報道陣が固唾を飲んで速報を見守る中、午後10時過ぎに「当確」の知らせが届き、事務所は歓喜にわいた。星野氏は声を枯らしながら「実感がわかない。本当にありがとうございました」と支援者らに感謝の言葉を述べ、「藤沢市長選に敗れ5年以上の浪人生活の間、多くの人たちが変わらず支え続けてくれた。やっと勝利を手にして、地域のため日本のために働ける現場をもらえたので、明日からが本当の勝負」と語り、支援者らと声高らかに万歳三唱を行った。
また社民党を離党して未来の党から立候補し、党の副代表を務める前職の阿部氏も比例区で5期目の当選を決めた。阿部氏は小選挙区での敗北について「党副代表、県連代表として小選挙区での勝利を果たせなかったことは、自分の実力が至らなかったため」と支援者らに謝罪の言葉を述べた。その後の復活当選を受け、「国会の一角に送ってもらえることに感謝する。福島原発事故のような不安に人々を陥れないように、原発ゼロ政策を確実に進めるため、この議席を生かしたい」と語った。
多党化で「厳しい結果」
一方、議席を失った民主党前職で金融担当大臣の中塚一宏氏は「悔いはないが、厳しい結果。一番の敗因は多党化だと思うが、民主党政権の発信力にも改善の余地があった」と選挙を振り返った。また今後について「やってきた事は誰に恥じることもない。いずれ評価される日が来る」と前を向いて語った。
敗れた日本維新の会の甘粕和彦氏(29)は「理念を強く訴えたが、具体性に欠け有権者に届かなかった。他の候補者の知名度に割って入れなかった」とした。共産党の沼上常生氏(54)は「選挙戦では手ごたえのある部分もあったが、力が足りなかった。今後も地元と協力して、政策実現に向けて頑張っていく」と語った。
県選挙管理委員会によると、神奈川12区の投票率は58・88%で、前回選挙を7・8ポイント下回った。
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