全国から16歳以下の選手が集まり、世界の選抜チームと交流試合を行った「U-16日本女子代表コスタリカ遠征」。藤沢総合高校1年生の宮川麻都(あさと)選手(日テレ・メニーナ所属)が、DF(ディフェンダー)の一員として出場した。初戦は後半からの起用だったものの、残り2試合はスターティングメンバーとして参戦。海外遠征試合全勝の実績を手にし、日本代表候補として夢の「なでしこ」への階段をまた一段登った。
サッカー好きの父とインターハイ出場経験を持つ兄の影響で、小学校に上がる前からサッカーを始め、家族の応援と期待を背負ってフィールドに立つ。中学時代にはJリーグ「東京ヴェルディ」の女子チーム、「日テレ・ベレーザ」の中高生育成クラブ「メニーナ」に入団。全日本女子選手権優勝経験10回を持ち、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」にも選手を輩出する強豪チームの中で、週6日のペースで練習に打ち込んできた。
練習で東京のスタジアムに通い続け、学業とサッカーを両立させる力の源を、「サッカーが好き、という気持ちだけ」ときっぱり。これまで様々なポジションを経験し、最も得意なのはサイドバックだという。サイドの守備の要で、時には攻撃の起点にもなる、運動量の多いポジションだ。自身の持ち味を「守備の粘り強さ。海外選手とはフィジカルの強さに差があったけれど、1試合ごとに自分の成長を感じられた」と自信をのぞかせる。
狙うは9月に開催される「AFC U-16選手権中国2013」出場。さらにU-17女子ワールドカップを目指す。そして今後も強い気持ちと粘り強さ、絶え間ない努力を武器に、「なでしこ」入りを現実へと近づけていく。
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