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藤沢 文化

公開日:2013.06.14

藤沢市展華道の部
ひまわりで「希望」表現
佐藤さんが高校生奨励賞

  • これからも華道を続けたいという佐藤さん

  • 佐藤さんの作品「希望」

 藤沢市民ギャラリーで開催された第63回藤沢市展。華道の部の「高校生奨励賞」に、鵠沼高校の佐藤百恵さん(3年)が選ばれた。同賞は、今回初めて設けられた。

 華道の部は、制限時間2時間の中で、花器に花を活け、その出来映えを競うもの。佐藤さんは「初めての市展だったから緊張した。イメージした通りに出来るかどうかという不安な気持ちでいっぱいだった」と振り返る。

 受賞の知らせを受け、「嬉しい。練習とは違う感じになってしまったけど、満足のいく作品ができた」と笑顔で喜びを話す。佐藤さんの作品名は「希望」。自身が一番好きという「ひまわり」を中央に活け、5種類の花や葉を使用し、元気で明るい印象に仕上げた。「自分が受験生になったので、志望校への『希望』を表現したかった」と作品への思いを語る。

 佐藤さんは高校1年生の途中から華道部へ入部。花の種類や活け方、見せ方などを学ぶうちに、華道の魅力にはまっていった。同校の華道部員は14人。週1回のペースで活動している。

 今回の市展への出展で、「周りの作品を見て、こだわっている人が多いと感じた。もっと、自分の気持ちを出せるような作品ができれば。これからも華道を続けていきたい」と前を見据えた。

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