鵠沼海岸在住だったプロゴルファー・故河野高明さんが2月8日、日本プロゴルフ殿堂入りを果たした。河野さんは、身長160cmと小柄ながら、現役時代は豪快なショットとテクニックでファンを魅了し「リトルコーノ」の愛称で親しまれた。
今年日本プロゴルフ殿堂には、日本女子プロ協会元会長の清元登子さん(77)や国内21勝の村上隆さん(72)ら6人が選ばれた。
河野さんは、1970年メジャー大会・マスターズトーナメント(米国)でアジア勢最高位となる12位になるほか、国内ツアーでは史上初の1000万円プレーヤーとして活躍。60年代後半から70年代前半にかけ、杉本英世さん、安田春雄さんと共に和製ビッグ3として人気を博した。89年にレギュラーツアーから引退。その後、シニアツアーで活躍するが、肝臓癌を患い70歳で他界した。
殿堂入りについて、河野さんの長男・高幸さんは「ゴルフ界のそうそうたるメンバーの中に加えてもらい、家族として誇りに思う」と父親の偉業を称えていた。藤沢とも縁が深く、全盛期の30歳で鵠沼海岸へ移り住み、オフシーズンは海岸をを黙々と走り足腰を鍛えたという。「砂浜をずっと、黙々と走っていた。職人気質なところがあり、ゴルフに人生をかけていた」と思い出を語った。
46歳のとき、遠藤のゴルフ練習場・藤沢ジャンボゴルフのアドバイザーに就任。パッティングやアプローチの練習施設の設計・監修に携わったほか、ツアーの合間には一般へのゴルフレッスンも行っていたという。 櫻井匡平代表取締役はパッティングの練習施設をつくる際に、「おもちゃを作るな、本物を作れ」と叱咤激励され、ゴルフへの意識の高さを教わったという。
記念イベントも
藤沢ジャンボゴルフでは、河野さんの殿堂入りを記念して3月6日(月)から約1カ月間、記念イベントを開く。期間中は、普段一般会員では使用できない練習打席やアプローチ練習場などの体験利用や、河野さんの愛弟子のプロによる、縁のある施設見学ツアーなどが企画されている。また、レストランでは特別メニューも提供する。詳細は同練習場【電話】0466・48・6611へ。
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