文部科学省の全国調査で中学校教諭の超過勤務が問題となり、対応が求められている。藤沢市は、6月19日の市議会本会議で市立中学校教諭の約9割が休日出勤をしていることを明らかにした。竹村雅夫議員の一般質問に答えたもの。
調査は、2015年10月に市の実態を知ることを目的に行われ、市立小・中・特別支援学校55校(小学校35校・中学校19校・特別支援学校1校)、教諭1628人が対象。結果は、中学校が86・3%、小学校が42・8%、特別支援学校が40・3%が休日出勤していると答えた。理由として、小・中・特別支援学校で最も多かったのが授業の準備だった。次いで、中学校は部活動、小学校は成績処理、特別支援学校は校務分掌だった。時間は、中学校が4〜5時間と答えた人が最も多く、次いで6時間以上。小・特別支援学校では、最も多かった回答が2時間以上〜3時間未満だった。
市教委は「中学教諭の問題は、まだ具体的な対策は進んでおらず、今後、必要に応じて、連携を取りながら改善していきたい」としている。
小学校では、16年7月から、児童支援担当教諭を配置した。これは担任を持たない教諭などが担っており、負担を少しでも減らすことを目的としている。授業の空いた時間にさまざまな機関と連携を取り、トラブルの対応などを行っている。現在、市内35校中28校に導入され、28人が配置されている。市教委は「今後は全校に配置することを目指す」としている。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>