藤沢市は、小児医療費助成の対象年齢の上限を小学校6年生から中学校3年生まで引き上げることを明らかにした。ただし、所得制限を設ける方向で対象は9000人。2019年4月からスタートしたい考えだ。
藤沢市は、小学校6年生までの通院、入院については所得制限なしで助成、中学生は入院のみ所得制限を設け助成してきた。新制度では、中学生の通院医療費も助成対象に拡充する。ただし、現在の児童手当所得制限基準を超えていない世帯に限られる。
対象者は、中学生の75%となる約9000人になる見込み。予算は約2億2500万円を見込んでいる。
今後は、制度案を現在行われている藤沢市議会9月定例会の子ども文教常任委員会で報告し、11月に一般からの意見(パブリックコメント)を募集、来年2月に条例改正等を議会に提案し、可決すれば19年4月にスタートする。
市子育て給付課は「今は市としての方向性を出したところ。これから様々な意見を取り入れ、より良い制度にしていきたい」とコメントした。
県内の助成状況
藤沢市によると、神奈川県内33自治体のうち、中学校3年生まで入院、通院を助成しているのは、6市10町村で、そのうち所得制限なしで助成しているのは、厚木市・海老名市・綾瀬市など3市8町になる。近隣では、鎌倉市が今年10月から、現行の所得制限を設けたまま中学校3年生まで対象年齢を拡充する予定。全国でも通院助成対象を中学校3年までとする自治体が約6割になっている。
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